孤高のピアニスト、セロニアス・モンクは生涯で何枚かのソロ・ピアノ・アルバムを残している。これは中でも最高傑作として多くの人が認めた作品。おなじみのモンク・チューンやスタンダードが彼ならではのタッチで綴られていく。 (C)RS

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セロニアス・モンクのアーティスティックなビジョンはあまりにも主観的かつ特殊。それを理解するには、彼のソロを聴いてみるのがベストな方法だろう。1957年にリリースされたこのアルバムはソロのみで発表した処女作。歌詞はバラバラ、アイデアは故意的、そしてムードは内省的。その結果できたのは、美しさと不快な驚きを同時に感じさせるアルバムだ。3曲のオリジナルナンバーは注目に値する。「Functional」はモンクの変則性が、どうやってブルースのフォーマットに変わるのかがわかる。最も知られている「’Round Midnight」では、その核となるところが凝縮されている。(再リリースされたCDには、啓示的な22分版が収録されているincludes a revelatory 22 minutes of ‘Round Midnight outtakes, ideas, and development). フィナーレは繊細なバラード「Monk’s Mood」。このアルバムの中で唯一の伴奏曲を、テナー奏者ジョン・コルトレーンとバス奏者ウィルバー・ウェアが色を添えている。そうは言っても、モンクが5曲のタイムレスなスタンダードナンバーを独自のものとして新たに再現するのを聴くことはたいへん興味深い。(amazon)

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